工房の近況です。 2011.03.25

東北関東大震災で被災された全てのみなさまに、お悔やみとお見舞いを申し上げます。

福島第一原子力発電所での事態が、一刻も早く終息することも切に願います。

 

テーラー メイド・ダンディの池原でございます。

この度の震災で、世間では自粛ムードもございますが、

当店で今できることの一つとして、経済を循環させることがございます。

日本全体を元気にするためにも、一生懸命仕事をして、

被災地の復興に役立てることをしたいと考えております。

これからも宜しくお願い申し上げます。

 

本日は、当店の自家工房の近況を、少しご案内させて頂きます。

 

はじめは、西宮市のH様からご注文いただきましたスーツからご紹介させていただきます。

前回からの続きで、カッティングを終えた前見頃と細腹です。

西宮市H様のスーツ10

 

 

見返し据えのあと、目打ちでフロントエッジを整えています。

西宮市H様のスーツ11

 

 

背中です。今回裏地はワインレッドをチョイスされました。

スーツ地のストライプの色もワインレッドでマッチしています。

西宮市H様のスーツ12

 

 

背抜き仕様でパイピングをとり、裾の角は額縁で仕上げています。

西宮市H様のスーツ13

 

?H様、この度もありがとうございます。

この後も仕立てを進めさせていただき、仕上がっております。

ご来店をお待ちしております。

 

続きましては、姫路市のS様からご注文いただきましたスーツです。

腰ポケットとチェンジポケットのフラップを作っている様子です。

姫路市S様のスーツ10

 

 

アイロンで形を整えます。

姫路市S様のスーツ11

 

 

しつけ糸を打ち、あとからハンドステッチを入れます。

姫路市S様のスーツ12

 

姫路市S様のスーツ13

 

 

前見頃と細腹の縫い代を割っている様子です。

姫路市S様のスーツ14

 

 

肩入れを終えたところです。

姫路市S様のスーツ15

 

S様、いつもありがとうございます。

このあとも仕立てが進んでいまして、近日中に仕上がる予定です。

楽しみにお待ち下さいませ。

 

 

続きましては、岸和田市のS様からご注文を頂きましたジャケットです。

現役京大生のS様、昨日めでたくご卒業されました。

今後は大学院に進まれて、更に学業に邁進されるようです。(ご立派です。)

岸和田市S様のスーツ10

今回はイタリアはナポリの生地商、

カチョッポリのシルク、リネン、ウールの3者混の服地を選ばれました。

仕立ての様子は、またの機会にご紹介させていただきます。

 

 

只今発売中のファッション誌、Men’s Ex 4月号114ページに、

弊店のオリジナルスーツが掲載されております。

 

 

今日で震災から2週間が経ちました。

東北地方では、今夜からまた寒さが厳しくなるようです。

避難生活をされているみなさまの健康も心配です。 どうぞご自愛下さいませ。

今こそ日本がひとつになって、この難局を一緒に乗り越えていきましょう!

 

 

 

 

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