富田林市 Nさまからのご注文 2012.10.26
Loro Piana 100% CASHMERE (for OVER COAT)
テーラーメイド・ダンディの池原でございます。
本日は、富田林市の Nさまからご注文いただきました、
オーバーコートと、3ピーススーツをご紹介させていただきます。
府内の総合病院に勤務されているNさまは、
55歳を越えられ、部長の役職をもたれる、温厚なお医者さまです。
4年前にディレクターズスーツをご注文いただき、
それからオフホワイトのサマースーツやワイシャツ、
ロロピアーナのカシミアスーツ等々を、ご注文いただいておりました。
そして、今回のご注文と、その際には、Nさまからうれしいお言葉をいただきました。
『よろしければ、ブログに掲載して下さい。』
Nさま、ありがとうございました。
コートの素材が、カシミア100%という貴重な素材ということと、
Nさまの思いを察して、フルオーダーをお勧めさせていただきました。
Nさま専用の型紙作製からスタートです。

こちらの服地は、本番のカシミア100%とは違い、 仮縫い用の服地を使用しています。
コート丈、少し長めでのご注文で、やはり型紙が長く見えます。

袖付けを行っている様子です。

フィッティングができる状態まで進みました。
タイトめで、タテ長のシルエットに仕上がっております。

続きましては、スーツをご紹介させていただきます。
選ばれました服地は、 Ermenegildo Zegna TRAVELLER
Nさまは、故 落合正勝氏の著作をご愛読されており、
その本に紹介されているスーツと似た服地で、ということでお選びいただきました。

型入れの様子です。

今回のご注文では、ベストのデザインをご指示いただきました。
Vゾーンが大きくUの字に開き、打ち合い量(ダブルの重なる量)もたっぷりと、
というイメージです。
型紙を新調させていただきました。

Zegna の織ネームをしつけ糸でとめています。

そして、千鳥縫いという縫い方で、四方をぐるりと、ひと針ずつまつっていきます。

腰ポケットの玉縁(タマブチ)をアイロンで割っているところです。

フラップなしの、玉縁仕上げです。

フロントエッジの縫い代を、芯にからげている様子です。
2枚重なっている布の、上だけをすくうように針を入れます。

ベストの仮縫いです。
修整できるように、縫い代を余分に付けております。

ジャケットは、七分仕立てまで進みました。

?Nさま、この度もご注文ありがとうございました。
ブログへの掲載ご依頼も賜り、重ねて御礼を申し上げます。
フィッティングをお待ち申し上げます。










